ツキノワグマ
(URSUS THIBETANUS)
生態について
ねいの里では人身被害の防止のため、下記のパンフレットを作成しております。是非、ご利用ください。
・クマによる人身被害防止のためのパンフレット(富山県版)
・クマの出没の多い秋期用のパンフレット(秋期のみ:人身被害防止のためにご活用ください。)
県内でのクマの出没状況や人身被害の状況について解説したもので、クマによる人身被害の防止のために活用していただければと考えています。
その他、県では富山県ツキノワグマ管理計画が作成されていますので、ご参照願います。
富山県内の状況
富山県の分布
富山県の東部から西部の里山から亜高山帯などの森林に生息します。
被害形態
富山県内では農林業被害だけでなく、例年、春の山菜採りでクマに遭遇し人身事故が起きています。また、平成16年、平成18年、平成22年、令和元年にクマの大量出没があり、秋期に人身被害が多く発生しました。
被害状況
クマの食害として、木本でリンゴ、カキ、クリ、ブドウなどの果樹、草本類では、コメ、トウモロコシなどが報告されています。富山県内ではリンゴ、カキ、クリ、ブドウなどの食害があります。
被害防除対策
1.被害防除
農作物や果樹被害の防止には、単なる柵ではなく、ワイヤー式電気柵を用いる。ワイヤー式電気柵は、一般的には電圧線を4段以上とし、その外側に別に1段電圧線を設ける。
特に、秋期はカキの実がクマの誘引物になっており、不要なカキの木は伐採などを積極的に進める必要があります。特に、庭や集落内にあるカキの実の除去を徹底してください。
2.富山県内の対策状況
富山県内では果樹園などで電気柵などが設置されています。